"Electric Yggdrasil"(エレクトリック・ユグドラシル) は、『フェイズ・キャンセル』を利用した画期的なアイデアのビブラート/トレモロ・ペダル。
何とも不思議な浮遊感をもったサイケデリックなサウンドは、サイケデリック・ギタリスト&ソングライターとして、ますます全米や欧州で人気がでてきているミュージシャン Doug Tuttleらしいサウンドメイクに仕上がっている。
トレモロにレズリーのような回転感が追加され、UNI-VIBEほどエグくなく、独特な不安定さと気持ち良さを併せ持つ。音量の揺れ、ピッチの揺れ、トーンの揺れが有機的に融合した複雑な揺れ感が心地よい。
位相がずれた音にドライシグナルを混ぜる事で逆相により打ち消しが生じ、音量変化を生む『フェイズ・キャンセル』を応用。その中心周波数をモジュレーションすると波形の一部で波の間隔は詰まったり広がったり、これがピッチの揺れに聞こえる。打ち消しが起こる帯域は中心周波数によって変化するので、音色変化を生む。単純に音量をコントロールして作り出すトレモロとはまるで仕組みが違う、効果も似て非なるものとなる。
ユグドラシルとは「世界を包括する巨大な樹」を表す。
Electric Yggdrasilは様々な揺れの要素を包括したモジュレーションである。
仕様やサウンドのレビューはこちらをご覧ください
http://umbrella-company.jp/contents/mid-fi-electronics-electric-yggdrasil/
FEATURES
・トゥルー・バイパス
・9V ACアダプター駆動(センターマイナス、BOSSタイプ)
デザイナーのダグ・タトル氏のコメント
「Electric Yggdrasilの回路はフェイズ・シフターのように4,8,12などのステージを持たず、ひとつのステージだけで設計されており、位相反転を利用したトレモロ/ビブラート・サウンドを生み出します。このタイプの回路は実際にはいくつかのビブラート回路にも見られますが、私のデザインの目標は全ての回路やコントロールの可能性を拡張してあげることでした。例えばElectric Yggdrasilでは同じビブラート効果でも、異なる種類のフェイズ感や揺れを調整できます。浮遊感のある、メロウかつ有機的なサウンド表現は今までのどんなトレモロ/ビブラートとも異なり、もちろん風変わりなトーンまでノブで幅広く調整が可能です。
Aboveポジションでは楽器の持つ全体のレンジを揺らすことができますが、Blowポジションではより低いハーモニクスのみをモジュレートできます。結果、より立体的なサウンドが得られると思います。」
*mid-fi electronics製品は基本的に入荷時期によって、グラフィックデザインや色、ノブの種類などの外観が異なります。またハンドメイド品の為、細かな塗装のクラックや傷などがございます。本ページに掲載している写真は「外観の一例でモノクロ写真」となっております。現在弊社に入荷している製品の外観に関する詳細をご確認されたい場合は、別途お問い合わせください。